

編集長・森ススムが日々大量の中国株情報より厳選企業をピックアップ!

チャート分析
12月5日に急騰で、4ヶ月ぶりの高値である4.5香港ドルを付けた。その後に、わずかながら調整し、フラッグ型押し目買いのシグナルを示している。
ココだけ最新情報
メリルリンチ BYDエレクトロニック「買い」、目標価格6.7HKドル
米投資銀行メリルリンチがBYDエレクトロニックの2014年の利益が前年比で85%増加と予測したことより、「買い」と評価し、目標価格を6.7HKドルとした。世界的なブランド製品の開発が短期的な起爆剤となる見通しだ。2014年における営業利益も11%増加する見通し。
メリルリンチによると、現在携帯機器ケースにおけるBYDエレクトロニックのシェアは60%近く、小売価格や粗利益の増加が収益率の増加に寄与する見通しに加え、その設計が独特でデザインが洗練されているため、将来2~3年かけてシェア拡大が期待できるという。
BYDエレクトロニックの生産能力およびブランド力を考慮すると、2014年度の携帯機器ケースの市場成長率が約78%に達し、1株当たり利益率も85%増加する見込みで、同業他社よりも優位に位置する。
翻訳出典=騰迅財経
編集長お解説コーナー
BYD電子(エレクトロニック)は、かの有名なBYD自動車の傘下の電子部品メーカー。BYD自動車と同種かと思われがちだが、肝心なのは電池を作っているわけでもなく、自動車部品を作っているわけでもない。主な事業は携帯電話の部品・モジュール製造、携帯電話機の組立サービスで、携帯電話のマイクフォンやキーなど内部の電子部品の製造も行う。近年3Gスマホの普及がBYD電子にとって追い風となっている。
メリルリンチが言う「世界的なブランド製品の開発」は如何なるかは神のみぞ知る?!が、現在中国国内のスマホ市場は急成長しており、その中でBYD電子は競争上優位な立場にある。また、BYD電子では技術力の向上を図っており、国際的なOEM(他社ブランドの製造請負)になる可能性も十分にある。何よりもBYD自動車の創業者である王伝福氏がオーナーであるわけだから、その経営手腕にも期待しよう!

王伝福----1966年2月15日、安徽省の貧しい農村生まれ。幼少期から父母を相次いで亡くし、苦学を経て、1987年に中南大学冶金物理化学学部を卒業した後、北京有色金属研究院にて勤務。1995年に辞職し、BYDを創業。わずか数年の間に中国1位、世界2位の充電電池メーカーへと成長させる。2003年に自動車業界へ参入。
現BYD総裁兼取締役CEO、BYD電子主席。
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