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11/19(火)中国主要70都市の新築住宅価格は前年同月比で9.6%上昇

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1.中国10月主要70都市中65都市の不動産価格が継続して上昇し、ロイター社の統計よると、70都市の新築住宅価格は前年同月比で9.6%、前月比で0.6%上昇した。これを受けて18日では不動産銘柄が高い。

2.香港証券監督機構が中国本土投資家による香港株の規制を緩和する方針。これに三中全会での金融自由化との消息を受けて、証券銘柄が全般的に高く、中信証券(06030)が急騰。

3.中国で現在進行中のシェールガス探索プロジェクトが順調で、2015年までにシェールガス生産量が65億立方に達し、大規模生産を実現できるとの思惑から、18日シェールガス関連銘柄が高い。

4.米国財務省のデータによると、中国は9月に米国債を2%追加保有し、合計1兆2900億米ドル規模の米国を保有し、世界1位であることが明らかとなった。

5.上海浦東国際空港の貨物取扱量が10月に9ヶ月ぶりの増加となった。9月下旬に始動した上海自由貿易試験区が追い風となった。

6.三中全会で決定した改革の一環として、株式市場における国家の関与を縮小する可能性がある。企業の株式上場を容易にするほか、国有企業の経営に関する市場への説明責任を強化するといった内容になるとみられている。

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康師傅控股(00322) チャート&ニュースで分かる中国株

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チャート分析 

11月の急騰から一服した後、30日移動平均線に支えられて、出来高を伴いながら上昇。

MACDもゴールデンクロスした。


康師傅:ベビーフードの和光堂と合弁設立 中国で粉ミルク販売へ  

 アサヒグループホールディングス傘下の老舗ベビーフードメーカー、和光堂(東京都千代田区)はこのほど、康師傅(00322)と提携し、月内に上海市に合弁会社を設立すると発表した。

 合弁会社の出資比率は和光堂が55%、康師傳が45%で、来年春にも中国市場で乳幼児用調製粉乳(粉ミルク)を販売する計画という(11月4日)


編集長お解説コーナー①

 ここで、康師傅の動きを追ってみよう。

 11月1日株価上昇の元となったニュース。中国政府主導による粉ミルク業界の再編で、輝山乳業や現代牧業などの乳業株が市場で注目集めているときに、まさにこのトレンドを狙い打ちしたかのようなニュースだった。


康師傅:台湾上場の兄弟会社、「偽装食用油」使用が明らかに  

 「偽装食用油」問題で揺れる台湾で、康師傅(00322)の兄弟会社も問題の食用油を使用していたことが3日、分かった。

  4日付け地元紙によると、この兄弟会社は台湾に上場する大手食品メーカーの「味全食品工業股フェン有限公司」で、康師傅(00322)と同じく頂新国際集団の傘下にある。(11月4日)


編集長お解説コーナー②

 その直後に出た、「偽装食用油」問題。株価はそこから一転下落へ転じ、11月1日の上昇幅をすべて打ち消すほど下落した。その後、下げはストップし、康師傅側も「偽装食用油」の使用を否定し、この件は一件落着した。

康師傅:13年1-9月決算は13.8%減益

 康師傅(00322)は18日、2013年1-9月決算(香港会計基準)を発表した。売上高は前年同期比17.83%増の88億1255万7000米ドル、粗利益は19.80%増の27億2427万6000米ドル、純利益は13.79%減の3億8254万6000米ドル。EPSは0.0684米ドル(希薄化後:0.0682米ドル)。(11月18日)


編集長お解説コーナー③

 そして、今日の決算発表では、純利益が13%減と厳しいニュースに見えるが、売上と粗利益が増加しているので、康師傅のビジネス自体はうまくいっていること示している。実際の売上も年々右肩上がりで、将来的に見ても、農村から都市へと移り住む人が増えるにつれ、康師傅のカップ麺やジュースを手にする人も増えるでしょうし、一般食品なので景気変動の影響も受けにくい。

編集後記
 
 日本では馴染みがないが、康師傅といえば、中国では誰でも知ってるカップ麺やジュースを作っているところ。カップ麺では元祖「牛肉麺」を出しているところで、日本のラーメンにはない独特の味が食欲を注ぐのだ。


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康師傅牛肉麺専門店

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11月18日(火)ハイテク企業向けの店頭市場の全国拡張案が来年中旬より実行

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1. ハイテク企業向けの店頭市場「新三板」の全国拡張案が来年中旬より実行されるとの観測が好感され、15日証券セクターが急伸。

2.中国で三中全会が閉幕し、近いうち「一人っ子」政策の緩和が打ち出されることが有力視され、これを受けて、粉ミルクの雅士利(01230)および現代牧業(01117)が高値を更新。

3.レノボ(00992)、第3四半期のスマホ出荷量が韓国LGを超えて、サムスン電子およびアップルに次ぐ世界3位となった。株価は15日に2.67%上昇している。

4.海信科龍電器(00921)、過去3四半期の純利益が11億7800万元で前年同期比で98%増加した。これを受けて株価が14%上昇した。

5.明治乳業が12月から中国東部の牛乳、ヨーグルト市場へ参入することが決まった。明治乳業によると、すべての牛乳は蘇州の新工場にて生産されるという。

6.中国人民銀行の周小川・総裁は15日、ウェブサイトに掲載された声明で「金融部門改革を深化させるためすべての制限を取り除くとともに、持続的で健全な経済発展を促すため開放に取り組むと表明した。

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三中全会の全貌~失望売りも今後の具体策に期待

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新華社によると、先日閉幕した三中全会の中身は以下通り

<戸籍制度>

1.戸籍(戸口)制度の改革を加速し、町村や小都市での登録制限を完全に撤廃、中規模都市の制限を徐々に緩め、合理的な方法で大都市居住の判断基準を定める。大都市の人口を厳しく管理していく。

2.基礎的な都市社会サービスの対象を長期在住者すべてに確実に広げ、都市登録へ切り替える地方出身者が、住宅・社会保障制度の中で完全に統合されることを認めていく。

3.都市の土地利用効率化をさらに進めるために、建設用地の供給や利用を厳しく合理化していく。

テーマ 都市化 

受益セクター 保険、インフラ、医薬、



<資源の価格決定メカニズム>

1.市場が主に決定する価格決定メカニズムを促進する。市場原理に基づく決定が可能な価格については市場に任せる必要がある。政府は不適切な介入をするべきではない。

2.水や石油、天然ガス、電気、輸送、通信を含む分野で価格改革を推進する。

3.政府が決定する価格は主に、主要公益事業や公共サービスに適用される。そういった価格決定は透明性と市民の監視を必要とする。

4.農産品についての価格決定メカニズムを改善し、市場の果たす役割を強調する。

テーマ 公共価格の自由化

受益セクター 水 石油 ガス 電力 交通 通信



<金融改革>

1.市場原理に基づく人民元の相場形成メカニズムを改善させ、金利の市場化を加速する。国境を越えた資本・銀行取引の交換性を高める。

2.対外債務および資本の流れに関する強固で穏健な包括的管理の枠組みを確立し、人民元資本勘定の交換性の実現を加速する。

3.基準を満たした民間投資家が中小規模の銀行を含め、金融機関を設立することを認める。

4.金融機関の改革を推進するとともに、株式発行や登録制度の改革を進め、多様な経路で新株引き受け権による資金調達を促進し、多層な資本市場に改善する。

テーマ 金融の自由化

受益セクター 保険 証券



<国有企業>

1.(われわれは)国有企業(SOE)改革への非公有企業の参加を促す。

2.株式の持ち合いや、公有、共同所有および民間資本を含むさまざまな種類の資本の融合が基本的経済システムの重要な要素だ。

3.公有資本が投資するプロジェクトの権益を非公有資本が取得することを認める。

4.国有資産の管理体制を改善し、主に資本管理を通じて国有資産の監督を改善する。

5.公有資本は国家の戦略的目標のため、公共サービス、重要かつ先を見据えた戦略的産業の開発、環境保護、科学技術の発展の後押し、国家安全保障の確立といった主要分野でその役割を果たすべきだ。

6.国家資産の一部を社会保障ファンドに移管し、国家資産が国民に支払う配当の比率を2020年までに30%まで引き上げ、社会保障や人々の生活向上に使うことを目的とする。

7.国有資産が権益を掌握し事業展開する独占産業については、(われわれは)政府機能を事業・資本管理から切り離し、事業権利を付与するといった改革を実施し、政府による監督を実施する。

8.市場原理に基づく公有資源の配分を推進し、行政上の独占状態を一段と取り除く。SOEによる重要情報の公表を促す。


<税制・財政改革>

1.透明かつ標準化された予算制度の導入を通じて、予算管理を改善するとともに、長期的な収支均衡を確実にするための予算メカニズムを構築する

2.都市建設に向け、透明かつ標準化された資金調達制度を創設する。

3.都市建設資金を調達するため、地方政府に対し、債券発行を含む資金調達経路の拡大を認める。

4.事業認可などの形式を通じて、民間資本が都市インフラ投資や事業運営に参加することを認める。

5.発生主義会計に基づく包括的な政府の財政報告制度を導入する。

6.中央・地方政府の債務を管理する標準化された制度を創設するとともに、リスク警告システムを構築する。

7.とりわけ貧困地域への移転支出増加を通じて、全般的な財政移転支出制度を改善する。

8.地方の税制を改善し、直接税の割合を拡大する。

9.増値税(VAT)改革を推進し、VATを適切に簡素化する。

10.エネルギーを大量消費し環境負荷の高い製品や一部高級品にも消費税の対象を拡大する。

11.不動産税の法制化を加速し、試験的な改革を一段と推進する。

12.資源税改革を加速し、環境保護料を税金に格上げする。

13.中央、地方政府間の歳出責任を是正する。

14.社会保障網の整備や地域間の主要プロジェクトの一部に関して、中央政府と地方政府は歳出責任を共有する。

15.中央政府は財政移転支出を通じて、歳出責任の一部を地方政府に委譲できる。


<土地改革>

1.調和のとれた計画と過少利用の監視を前提に、農村部の集団所有地の譲渡や貸し出し、共同拠出を認める。

2.これらの土地は土地市場で国有地と同様の権利と価格を付与される。

3.国家、集団、および個人の利益を考慮した土地売却収入の分配制度を確立する。


<汚職>

1.中央、省、地区、都市レベルの検査制度を改善し、地方や省庁各部門に加え、事業体や諸機関を全て対象とする。

冷遇セクター  高級酒 


<インターネット>

1.社会的安全の包括的管理を強化する。インターネットの法的管理を強め、インターネットを統制する指導制度の改善を加速するとともに、国家のネットワークと情報の安全性を確保する。


編集後記

世界中が注目する三中全会ですが、具体的な改革案は置いといて、方向性みたいなものだけを先に発表しましたね。三中全会の翌日11月13日には市場が失望売りで暴落しましたが、15日金曜日にはその売りを完全消化する形で大幅上昇しましたので、三中全会会議がこれ以上引きずることはなさそうです。

 曖昧な方向性しか打ち出されなかったことは、具体案は後からどんどん出てくるということで、中国株も伴って上がったり、下がったりするといったかんじではないでしょうか。つまり、お楽しみは後回しってやつですね。

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中国平安保険(02318) チャート&ニュースで分かる中国株

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チャート分析 

10月末の上昇により、短期移動平均線が長期移動平均線をゴールデンクロス。一旦押しながら、再びもみ合いをブレイクし、移動平均線がすべて上向きとなった


平安保険:転換社債発行をCSRCが承認  

 平安保険(02318)は14日、中国本土で転換社債(CB)を発行する計画が、中国証券監督管理委員会(CSRC)に承認されたと発表した。公募などを通じ、総額260億元のCBを発行することが認められている。

引用 サーチナファイナンス


ココだけ最新情報  平安保険の260億元CB----足元を固め、2~3年の資金繰り安泰

 260億元に登るCBの発行は、平安保険のコストと債務償還負担を軽減させることができる。しかし、CBが株式へと転換されれば、当然株主の利益を損なう形となり、株価に対しては一定のマイナス要因となる。ただ、CBが株式へと転換されるまでに5年半の期間が設けられているので、短期的に株価に及ぼす影響は限定的と思われる。

 全体としては、平安保険にとってポジティブであり、平安保険の成熟した金融総合プラットフォームおよび金融とITの複合的な成長を見ると、2013年、2014年における1株あたりの企業価値(EV)がそれぞれ43.34元、49.84元で、P/EV(株価/1株あたりEV)がそれぞれ0.88倍と0.77倍で、「強く買い」の評価を維持できるだけの安全性を保有している企業といえる。

 260億元のCB(転換社債)が当局に承認されたことより、平安保険の資金調達計画が一段落し、2から3年にかけて資金不足の問題から開放されることを意味する。近年、業務の多角化の進展より、資本金の消耗が著しく、資金面での圧迫が顕著になり始めた。転換社債(CB)の発行に成功すれば、平安保険の資本力は大幅に増強され、2年~3年以内の資金繰りが保障される形となり、積極的に各業務を推進することができる。同時に、転換社債額面の利率は3%以下で、転換期限は約6年と、調達コストが比較的低いに加えて、株価への供給圧力も緩和されることで、この資金調達がEPSおよび株主利益へのマイナス影響も少ない。

 平安保険の主力業務は主に総合金融とインターネット金融の2方向にある。総合金融においては、平安保険がワンストップで多種の金融商品を提供できるサービスを構築したことより、競争上では優位な立場にある。ネット金融では、平安保険は最もオンライン業務に精通している従来型金融企業で、数多くの電子商プラットフォームを立ち上げ、オンラインユーザーを獲得した上で、電話営業およびネット営業を用いて自社の金融商品の顧客を増加させている。現在、この戦略はすでに効果が現れ始め、従来型保険会社が苦戦しがちなネット金融においても健闘している。

 リスク:投資運用失敗リスク、金利市場化改革の負の影響、株式市場の低迷による投資収益の低下。

翻訳出典=华泰证券投資レポート


  編集長お解説コーナー 

 このニュースで最も注目すべきなのは、通常なら転換社債(CB)発行は、株価の気薄化につながり、企業にとってはマイナス材料であること!しかも、今回中国平安保険のCB債額は260億元と日本円にしては4160億円とかなり巨額である!

 ここで、日本株の例を出してみると・・・確か09年前後にBIS規制(バーゼル合意)で、世界各国の銀行自己資本比率の引き上げが決定され、日本のメガバンクが自己資本比率を上げるために、ガンガン新株発行して、肝心の株価はダダ下がる一方だった(特にみずほなんかはトホホ・・・)。しかし、新株発行と等しい効果を持つCB債を大量発行とのニュースを受けた平安保険の株価は下がるところか、昇り龍一直線じゃないか!とも言いたくなるような反応は注目すべきところである。

 つまり、今回のCB債発行は、平安保険の成長にとって極めてポジティブな要素として市場が受け止めたと考えられる。これは、市場が平安保険に対する強気の現れということを、中国株タイムズが隠れて?皆様にお伝えしたいエッセンスなのだ。

 さらに、平安保険はネット大手のアリババやテンセントとも提携関係を結び、中国内初となるネット保険会社を立ち上げる予定であることも、ネット金融ではライバル社より一方進んでいる事実である。

中国平安 深セン学院

平安保険が深セン市に持つ金融スクール

編集後記 

 15日(金曜日)のハンセン市場が爆上げ!やっと短期の下げ相場から脱出して、「チャート&ニュースで分かる中国株」コーナーを再開できる!本コーナーでは、単に良さそう株を見つけて解説するのではなく、きっちりと「儲ける」ことを前提に銘柄解説しているので、下げ相場のときには、むやみにたくさんの中国株を挙げていない。実際に、過去に解説した銘柄を見て頂ければ、ほとんどの銘柄がベンチマークを上回る動きを示しているし、ここで取り上げた銘柄が大きく上昇し、市場の焦点となった銘柄もある。

 後出し一切なし!「儲ける」ことも重点に置く「中国株タイムズ+」に今後もご期待下さい!

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